はじめに

風がそよぐ。そよぐは、漢字で、戦ぐ。雰囲気台無しやな。誰が使うねん?印象と漢字でこんなに逆行するのもないやろ。英語のNiceは昔、悪口だったんだってくらい驚いた。
ひたむき、は直向き。分からんでもない。ただ形容詞はひらがなのが好きだ。柔らかさがある。
挙って、は”こぞって”と読む。漢字でこぞってと書いてあるの見たことないわい。
どなた?は何方。読めなかった。常用漢字の音訓読みなんて無力じゃんね。

 


校外学習

小学校のメインイベントってなんだ?メインと言えないが、各学年ごとに校外学習など特有の行事がある。林間学校と修学旅行すら、どこに言ったかうろおぼえであるけど。
低学年では、川越に行った気がする。4年生あたりでは筑波山に登ったな。標高800mくらいの山。ハイキングに行った。歩いていることで、弁当が片面によるのが困りもんだ。母の弁当は、おかずや野菜から漏れ出す液体でご飯がべちょべちょだった。ご飯、分けてほしかったな。

話題になるかと思ったけど、ポンコツ灰白質でダメそうだコレ。


稲荷大社で1人RUNではなく日光東照宮

小学校の修学旅行だっけなぁ…。京都に行ったんだけど、京都は中学なはず。高校はお琴羽だった。関東近辺はそんなもんだろ。鹿児島あたりの高校だとディズニーランドに修学旅行で行くらしいね。すると、京都の稲荷大社ランは中学校だ。
調べると小学校の修学旅行は日光東照宮だったらしい。まじで?記憶にない。どんだけつまらなかったんだ。な、鳴龍。天井に龍がいるよね。猿三兄弟!終わり。


都市伝説で、徳川家康の墓をほると金塊や隠し財宝がでてくるって話。国宝文化財だから、容易には掘ることができないとバスガイドさんは行っていた。逆に掘って確かめるほうが、歴史的に大事なのでは?
小学校の時に5年生は林間学校があるはずだけど、文字通りなんの記憶も残ってないな…。小学生だからあまり遠くには行っていないはずだから。そこらへんの自然公園とかだろ。

 

 

Fさん

3,4年生の頃に女の子の転校生がきた。Fさん。頭がすげーよかった。何の因果か次の席替えで隣になった。中学校でも同じクラスになったことがある。不思議な縁だ。小学生だったか、彼女にはなんでか告白されたことがあった。恋愛を知らず、恋人という言葉に得体のしれないものを感じて、断ってしまった。なんでだ、少年よ…。残念だが、君の未来は彼女いない歴=年齢なんだぞ。モテ期というものがあるのなら、小学校と中学校でおそらく終わってしまったろう。


マンション組

マンション組と知り合ってからはマンションの真下にある公園で遊ぶようになった。市営ではなく、おそらくマンションが管理している公園があった。マンションの駐車場と地続きであり、公園自体も狭くはない。遊具も結構充実した素晴らしい公園だった。デブのC君、のっぽのM君、でこのA君あたりとは公園でよく走り回った。カードゲームをしたり、なんやり。

 

いつだったかその公園でとある幼い少年がきた。彼はベンチに立つと当然ズボンも脱がず小便をもらしてベンチを水浸しにした。終始真顔であったらしい。見知らぬ子が漏らしたベンチにいいから、いいから、と座らせられてから話を聞いた。もちろん飛びかかってやった。
ベンチは呪われた曰くになった。座ることが罰ゲームであるかのような電気椅子。だれかがわざとベンチを触り、別の誰かにタッチする。少年はそれだけで鬼ごっこを永遠を楽しめる。


病原体鬼ごっこ

思い返してみればいじめだ。少なくとも今現在の世論ではいじめとみなされる。小学生は残酷で素直だ。異端者を攻撃することをいとわない。標的を徹底的に弄ぶ。
ブサイクとけなしたり。バーカといったり。その程度はまた軽微かもしれない。特にいじめていい、そう共通理解が生まれてしまうと永遠とエスカレートしていく。物を隠し、ドロップキックをしたり。弱い者いじめをしてもいいんだという経験。この経験から学んだ行動は、先生に怒られた程度では根本から変わらない。


別のクラスに身体由来の吃音気味な少女がいた。Hさんと呼ぼう。彼女の机、彼女自身、彼女の物。あらゆるものが病原体に蝕まれていると誰かが言い始めた。なぜなら彼女は普通とは違うからだ、と。こう考えると、俺もいじめられていたのかも知れない。なんせアホだったから、それに気づかなかったか。あるいははだしでゆびしゃぶり、授業中は座らない。こんな真正の異常者に関わることを本能的に忌避していたのかもしれない。

いじめっこの少年達は彼女のものを触る。自ら触っておきながら「うわっ、Hさんウイルスがついた。」そう言う。次には、自らの友人やすぐ近くの誰かに触れる。実際のウイルスだったら、触った程度で何も起こらない。そもそも服を触られたからなんなのだ?


そのわんぱく達はトイレ行ったあとに、手を洗いすらしなかったし、昼休みに砂だらけになっても大して洗いもしなかった。彼らのがよぽど汚い。僕は手だけはキレイにしてたんじゃないかね。砂まじりの指はしゃぶれたもんじゃないだろう。逆にゆびしゃぶりを辞めてからは、どうだろう。

 

「ウイルス感染だ!」と触られた方は、実際がどうであれ自らが汚されたとい感じる。楽しい気分にはならない。何かが移ったと、不快感をあらわにする。自然だ。だれが喜ぶ?当事者たちは楽しみながら笑っていたけど。つけられたなにか嫌なものは、誰かに触れば移せる。こうやって遊びになる。
人の心を砕く遊びだ。振り返ってみればひどく不快感の強い遊び。事実として、たしかに存在していた。先生の間でも問題になっていた。注意もされていた。それでも終わらないのが、遊びだ。遊びとは楽しいからやるのだ。

 

Hさんと俺は同じクラスではなかった。〇〇ウイルスや○○菌なんて言葉は、ぼくらのクラスにもあった。要はだれでもいいのだ。だれでも標的になりうるし、だれでも参加者を強制される。無関係でも、唐突に当事者にされる。小学生程度の思考力なんてそんなもんだった。最近は小学生だろうと、幼児だろうと大人びてるらしい。びっくりだよね。インターネットによる早熟化現象かな?
それでも参加しない理性を持った人もいたがね。早熟だ。子供版の噂やデマの拡散ゲームとでも命名しようか。いじめは身近なのだ。俺?理性なんてなかったよ。いじめに当然のように加担していたね。さっいてー。


不思議なIさん

Iさんと僕は1年生から6年生まで唯一同じクラスであった。縁があるんだか、ないんだか。最もあまりIさんとは会話した記憶がない。どうにも、近寄りがたい静謐さ?美化しすぎ?そんな雰囲気があった。実際はなんてことのない少女だったと思うけど。大人びている、それだけで子供な僕には遠い存在であった。

 

Iさんはお医者さんの一人娘だった。どうやらお金持ちのお嬢様。家には家政婦さんがいるとか。絵本のほんまもんのお金持ちやないかと、ひどく驚いた。彼女はとても背が高く、頭もよかった。漫画が好きな少女だった。漫画のことを話しているときは、ひどくイキイキとしていた。振り返ってみると、オタクな気質を初めて人にみたのは彼女からだ。綺麗な人だった。

 

小学生においては、女の子のほうが発育が早い。おしゃれにも敏感なのか、精神の発達は女性のが早いだろう。彼女とは頭1つ以上の身長差があったかもしれない。僕はペットみたいに扱われていた。まんざらでもなかったね。美少女に頭をなでられて喜ばないやついる?いないね。よろこんで犬や猫になります。愛玩動物僕。今では彼女も大人。時間の流れって不思議だよ。お医者様でもやってるのか?あるいは漫画家?気になるよね。




遊戯王

遊戯王はカードゲームだ。アニメで知ったんだっけな?主人公の髪の形がとても特徴的で、一度見ればまず忘れない。主人公の武藤遊戯はとある古代の立体パズルをとくことで、もうひとりの別の人格と出会う。そしてもうひとりの自分と、カードゲームを通して、人格の謎を明らかにしていくお話だ。アニメの説明はどうにも難しいな。

 

ひとまずこのカードゲ―ムのルールを説明しようか。カードを40枚あつめて1つのデッキを作る。1人じゃプレイできないね。基本は2人対戦だ。対戦相手と自分はお互い4000のライフポイントを持つ。お互いのターンを交互にくりかえし、これが0になったら負け。

 

初めて買ったパックは何だったろうか。うーん。僕自身があまりつかえるお金を持ってなかったはずだ。どこからカードを集めてきたのか。最初から構築されているデッキを両親に頼んで買ってもらったんだっけ。学校で流行っていたなぁ。取り残されないように、必死だった


カードショップ屋

小学生、中学生をカモにするアコギなカードショップ屋があった。みんなカードゲームに熱狂しているから、少しでも強いカードを得ることに必死だ。プレイングも戦略もあったもんじゃないが、光ってるカードはいいものだ。
金銭価値や物の価値を理解してない小学生をカモにしていた。結構前にぶっ潰れたから満足してるけど。

 

 

寒さに指がかじかむ